オタク目線の歴史ばなし

頭の中がゲーム・オブ・スローンズなので更に突っ込んでみる。

 

物語は王位を巡る争いだが、いまのところ(シーズン2前半まで視聴)王や権力者になったところでお姉ちゃん(お兄ちゃん)と酒と気に入らないやつを殺すだけなので、負の連鎖でしか物語は進行していないので、ちょっと物足りない。
権力を残酷な方向にしか使わない若いジョフリー王。ヒールをわかりやすく描いているぶん、新鮮味がなく人物にバラエティ味が足りないような気がしてきた。

ふいにアニメのフェイトゼロのライダー・アレキサンドリア征服王のセリフを思い出した。
「王とは誰よりも欲するものであり鮮烈であり、自らの生き様で人を魅了し導く存在だ」
みたいなセリフを言うのだが、これが実にかっこいい。
平和や現状を維持するよりも、進む(戦い続ける)ことを良しとしているキャラクターなので、物語の中では超かっこいいし惚れるのだが、実際なら戦争しかしない世界は迷惑である。それでもジョフリー王の元にいるよりは楽しそうではある。

フェイトゼロは過去の英雄7人が現代に蘇り、願いをかなえるという聖杯を奪いあう話。たいそう面白かった。

日本ならイメージだけならアニメのライダーが言うセリフは織田信長が似合いそうだ。

 

ゲームオブ~はダイレクトな残虐描写で、金属の鎧を着込んだ騎士を殺すのは鉄のハンマーで殴ることである。そしてコロシアイを見ながら肉に食らいつくのである。実際の中世ヨーロッパもこんなイメージを持っている。

そんな肉食系のヨーロッパ戦士に米を主食とする日本の武士は負けそうであるが、どっこい、実際には世界に喧嘩を売り植民地化させなかった秀吉と、その後は政治手腕で列強をコントロールし長崎の出島に閉じ込めた徳川の手腕はどれだけすごいか。
農耕民族ではあるけれど、全員戦闘民族でもあった時代だ。

戦闘民族のトップに立った秀吉は一方的な圧力権力を振りかざしているようだが、そうではない。
例えば今の山形のとある漁村で揉め事が起こり、仲裁に入った秀吉の使いが間違った判断をした。これを秀吉が認めて石田三成が謝罪の文を書いたという記録がある、と、うろおぼえだが、そういうことがあり、地方の漁村の長に国のトップが過ちを認めて謝罪文を送るというのはまともな統治という印象であると同時に、秀吉にも公然とたてつくことができるほど、彼らは強い存在であると言える。

ドラマでボロをまとってお助けくだせぇ~~と泣いている民ではないのだ。黒澤映画七人の侍でも一番したたかで強かったのは、農民であった。すごい怖かった・・・。

 

戦国は乱世で下剋上だと言われるが、家康も前田も毛利も伊達も武田も真田も皆平民ではない。秀吉だけが、出生が定かではないが王の玉座を得た。この時代なら上段の間を得たとでも言うのか。

ともあれ秀吉の政治手腕は世界史でもトップクラスであったろうと思うのだ。伊達贔屓でもそこは全く別の話だ。

 

ゲーム・オブ・スローンズの世界に秀吉や家康がいたらあっという間に征服するなと思ったら、これって「ドリフターズ」じゃないか!

と、オタクは最終的にはそのあたりに落ち着いてしまうのでした。
6巻はまだかなあ・・・。

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