昭和の大嘗祭の風俗舞装束

習うより慣れろ、というよりも習うより実践せよ派の部長です。昨年より平安装束の着付けと歴史の講座に通っております。

今回は大変貴重な装束を着付ける機会に恵まれました。

一見すると、シンプルな装束です。しかしこれは大変貴重なもので、昭和3年の大嘗祭での舞(風俗舞)のために作られた4着のうちの1着なのです。90年前のものですが、着用可能なほど状態がよく、今の所唯一の現存品で、博物館クラスの品です。
大嘗祭とはざっくり言えば、その天皇が即位後に初めて行う新嘗祭で、即位中に1度しか行われない儀式です。

国産の蚕の絹織りで絹の艶をそいだ、麻や紙のようなパリッとした仕上げなのも、この装束の特徴だと教えていただきました。

正直、最初に説明を聞いた時にはその価値がよくわからなかったのですが、じっくりと意味を噛みしめるとこの装束が持つ歴史の厚みを感じて、いまさらこの手ですれられたことに驚いています。

実際に手にして、着付けの体験が出来たことで、興味が湧くと同時に、博物館などで似たものを見た時の面白さは倍増します。

今回の大嘗祭ではどのような装束が見られるのか、楽しみです。