甲冑も装束も体験してわかる事

4月から装束の着付けを習っています。

正式な着付けと、より正確に近い装束を作るためです。

これを生徒さん同士で着付けます。

手がいっぱい。基本は二人で着付けますが、先生や助手の手もほうぼうから伸びて千手観音のようです。

 

さて、着付けが終わりました。

 

すいません、モデルは相変わらずの髪の毛がボーボーの部長です。

さて、顔はともかく、この着こなしはちょっとよろしくないのです。
何がだめなのか、わかった方は、装束の世界をよくご存知、ということになります。

ダメポイント、おわかりでしょうか?

 

袿袴 (けいこ)と呼ばれる装束で、写真のように裾をたくし上げたスタイルを「道中着姿」というのです。習ったことそのまんまなので、深いツッコミをされてもまだまだ、あわあわしてしまうレベルです。

この部長の着付けで今ひとつなのは裾の開き加減です。

ここから別の生徒さんの写真になりますが、直されている様子です。

 

 

こんなふうに開いているのが美しい姿なのです。

 

すでに着付けられた写真だけ見ても実際にやってみないと多分気が付かない。
これが体験の最もいいところです。

例えば、装束の勉強は書物でもある程度の知識は得られますが、着用して歩いてみる、自分で作って着用すると、文献に書いてある文字がビョーンと飛び出して「あ、これ、あのことだ!!」と、体験したことが立体的にわかるのです。

 

甲冑体験も、まさにそうでした。

作ってわかる甲冑の理にかなった構造。
着てわかる江戸初期の実践タイプの甲冑のしなやかさ。

甲冑って、何となく想像していたときは、あれは重たくて動きにくいもの、と、思っていました。

でも実際はそうではなく、意外と軽く(重いものもありますが)きちんと着ると甲冑の重さを分散させるので、想像よりはらくだと思います。

 

部長、初めてレプリカではない江戸初期の甲冑を着たときの写真です。
あのフィット感は忘れられません。

 

手作り甲冑でも、ポイントは本歌と同じところもたくさんあるので、
作った後に文献や博物館での展示を見ると、やっぱり体験したことで気づきも増えるし、文献も文字が立体的になって頭に入っていくのです。

 

最近は甲冑を着たフィールドワークもあるようなので、見かけたらチャレンジして下さい。

 

甲冑のフィット感を大事にしたいしげ部の甲冑製作キットは、型紙を自由に自分の体型に合わせて作ることが出来るので、レンタルや既成品では合わない方にもおすすめです。

女性用手作り甲冑

こちら、女性です。
体に合った甲冑がないので自作に踏み切り、型紙を自在にアレンジして見事完成させました。
あっぱれ!
あ、甲冑キットって何?売ってるの?とおっしゃる方、売ってます。
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タイムスリップは出来なくとも、自分でできる範囲で当時を体験してみるの、ひたすら楽しいです。

 

あ、さらに絵師さんにもおすすめです。
甲冑の構造がわかるとサラサラと推しの甲冑姿が描けますよ。

 

 

 

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