甲冑制作のプラスチック素材について
しげ部で販売中の甲冑キットは、セット梱包されているプラスチックで甲冑を制作します。
プラスチックは2種類あります。
つやなし黒素材 と つやありカラー素材 です。
これがつやなし黒
これがつやありカラー
今日はプラスチックの特徴をお伝えします。
まずは、両方ともカッターで切れます。
折り曲げても割れません。
プラスチックなので、水に濡れてもヘイキですし、錆びることもありません。
つやなし黒は、つやなしとはいえ、鈍い光沢はあります。
つやあり素材は鏡面で、つやつやです。
つやなし黒 | つやありカラー | |
色の種類 | 黒 | 黒、赤、白、シルバー、その他 |
価格 | リーズナブル | 高価 |
塗装 | 不可※ | 可※ |
お湯での形成 | 基本不要 | 必要 |
表裏 | 同じ | 表は光沢あり、裏は光沢なし |
塗装はつやなしはそのままだと乗りませんが、表面をサンドペーパーで削ると、大丈夫という報告を頂いています。部長は簡単お手軽主義なので、やったことないです。
つやありも塗装は出来ますが、塗料によっては乗らないものもあると、報告いただいています。
部長はアサヒペン、サンデーペイントをいつも使っていますが、他のメーカーでもメタル系でない限りは多分大丈夫だと思います。
金、銀、などのメタルな塗装は、下地に他の色を塗れば大丈夫です。
たとえば、白いつやあり素材の金にしようとすると、
金だけを塗装してもペラリと剥がれます。
そこで、金に近いオレンジをまず塗装して、その上に金を塗装すると、
大丈夫です。
使った塗料はこれです。
とまあ、強くこすれば剥がれるので完璧ではありませんが、通常の使用には問題ない程度です。
いずれも完璧な物は無理だと思って下さい。
お湯での形成は、つやあり素材は光沢側を内側に巻いて発送しているため、癖がついているのを、直すために一旦熱湯でプラスチックを柔らかくして、曲げて、という作業があります。
こんなふうに、つやありは丸まっています。それをお湯につけて柔らかくしてからそれぞれのパーツの曲線を作っていきます。
この写真は草摺部分ですが、全てお湯で表面が丸まるように作りました。
家庭で出来きます。
こんなかんじ。鍋に入れてます。昆布みたいです。
詳しくは説明書に記載されています。
とまあ、手間をかけたりかけなかったり、目指す甲冑に合わせて素材をチョイスしてくださいね!
他の人はどんな野作ってるのか気になる方は、下記、しげ部の皆さんの作品ページでご確認を!
https://shigebu-minibirdjp.ssl-netowl.jp/kacchu-people.html
さて、あなたはこのただのプラスチックの板から、どんな甲冑作りますか?