甲冑製作中
ただいま、オーダー甲冑を製作中です。
使う材料はつやあり黒のプラスチック素材。
まずは、甲冑のパーツに切って、お湯で柔らかくして形成します。
これ、いつ見ても昆布だしのよう。
すごい肉厚の立派なやつ。
で、
こんな具合に折り目をつけて、立体的に見せるのです。
ちょっとしたことで、どんどん本物の甲冑みたいに待っていきます。
ちなみに、脛当て部分です。
ドリルで穴を開ける作業では、削りかすがアートのようで、捨てるのもったいないかも?とおもって、写真撮っちゃいました。
ドリルはボール盤というやつです。
しげ部では、安価に手に入るベルトの穴あけ器をおすすめしています。
こんなやつですね。
穴を開けたら、今度は紐を通していきます。紐を通すことを「糸威・いとおどし」と言います。威す、おどす、とは、「緒・お」兜の緒とか、下駄の緒とかいいますね。紐のことです。を、通すから おとおす、威す、と言われるようになったという通説です。
ひたすら通します。
この作業が、無心になれて、実は結構心地よい。
威しハイ、ってやつですかね?
黙々と、威します。威すのにも、色々とやり方はあります。400年前の方法はもうわかりませんが、現存している甲冑を眺めつつ、現代の材料で、特別な道具なしに見た目を再現していきます。
慌てず、間違えたらやり直しながら作業を進めます。
指導する側ですが、やっぱり間違えることも今でもあります。
間違えたら、やり直せば良いのです。
今回紹介したプラスチック材料と甲冑の作り方をセットにしてしげ部で販売中です。
http://shigebu.minibird.jp/index.html
面白い素材なので、オリジナル甲冑にもチャレンジしてみてくださいね。
宇宙のあの人をモチーフに作った強者もおりますよ。。。