絵に描いた甲冑を作る

2次元の甲冑を実際に着用できるようにするには、意外と苦労します。見た目はどうってことない、かなり実際の甲冑に近いものを作る機会があり、そう難しくはないだろうと思ったのです。
そう思ったのですが。
実際に作り出してみると、気が付かなかった盲点が出てきました。

絵に描いた甲冑は草摺が左右2箇所で留まっていたのです。
通常は少なくとも3箇所は紐でつながっています。

草摺

3箇所というのはおわかりでしょうか。

1枚の板に3箇所紐を通しています。
特別その意味を考えたことはなかったのです。
しかし、今回、両端2箇所だけ紐を通すデザインで作って初めて「あ!両端2箇所、だめじゃん!3箇所要るわ!そりゃそうだ!」という極めて単純な理由にぶち当たりました。


2箇所だと。

動くと隙間ができちゃうんですね。
真ん中もう一箇所を留めることで隙間ができす、動く事ができる、そういう構成だったわけです。もちろん、甲冑はいろいろな種類がありますので、草摺は3箇所を留めるのが決まりではなく、4箇所のものもあればそれ以上もあります。


つまるところ、絵に描いた甲冑は一見簡単そうに見えてもなにかしらの工夫が必要です。
そういったところも実際に作りながらうまくいく方法を探っていく地味な作業を繰り返し、なんとか空間が開かないように作りました。


ふんふんなるほど、で、どうやって作るの?と言う話は、は、それを教えるのがしげ部の仕事。しかしながらピンとくる方はわかると思います。実に単純な解決方法でした。

布生地で甲冑を作る方も多いと思います。2次元デザインの場合はそれがベストな場合もあると思います。2次元を実際に着るときは、ボリュームが有ると映えると考えてます。例えば絵に描いたひらひらなスカートは、ただ作っても重力で落ちてしまいます。故に内側をレースのフリフリで埋め尽くしたり、はたまたロココ時代のドレスのようにワイヤーパニエを使ったり。自作する方はあれこれ工夫してみる時間も大いに楽しんで、目指すデザインにたどり着いて下さい。

オリジナルや2次元絵の甲冑の作り方でわからないことがありましたら、甲冑教室にてマンツーでお教えします。ただ、できることと出来ないことが大いにありますので、「こんなの作ってみたいんですが」と、画像えお添えてお問合せフォームよりご連絡下さい。
可能な限り、なんとかします。