絵図の信憑性

こちらのコラムを読みまして、以前思ったことなど書きます。
「城郭研究者悩ます絵図の存在 国宝・松江城天守に流麗な屋根はあったのか 復元図めぐりバトル」

 

松江城天守を描いた正保城絵図は、正しい姿なのかをめぐる論議があった、というコラムなのですが、部長的にはぞんがい正しいんじゃないかなあ、と思います。

 

絵図はデフォルメしてあったり、雲で色々隠してあったり、距離感もデタラメでパースも正しくなく、一見、勝手に空想して描いた絵、のように思いますし、実際部長も「嘘の絵」と、勝手にいも射込んでいました。

が、2年ほど前、江戸図屏風のレプリカを見て「あ、これ、結構正しいんだ」と思ったのです。

 

それは増上寺の徳川秀忠の霊廟の模型でした。

数年前、イギリスで眠っていた精巧な模型が日本に戻ってきて一般公開されたニュースはまだ記憶に新しいです。

その時に見に行きました。

それはそれは豪華で立派で、いつまででも鑑賞していたいほどの模型でした。

 

で、江戸図屏風です。
増上寺も描かれており、秀忠の霊廟もあったのです。

同じ姿でした。

屏風は例によって、距離感も人物と建物の大きさもおかしいのですが、形は正しく写し取っていたのです。
伊達家の屋敷も描かれているので、最初は想像の産物的な屋敷だと思っていたんですが、多分大きくは間違っていない??

まて、すごい豪華なんですが。

ド派手なんですが。これはレプリカの写真。

本物は国立民族博物館で見られますhttps://www.rekihaku.ac.jp/education_research/gallery/webgallery/z_edozu/edozu_l.html

この江戸屋敷で政宗が亡くなったのか?
いや、前年火事で焼けてしまったのでここまで豪華ではなかったか?

など、一気に当時の姿を思い描くことが出来たのです。

 

そういうわけで、全ての絵図が正しいとは思いませんが、意外と当時の姿を写し取っている可能性は高いんじゃないかな、と、感じるのでした。