身の回りの土地を確認しよう
この度の豪雨に関しまして、お見舞いを申し上げます。
しげ部ではただ今売上の一部を寄付中です。
やはりお金です。そして全国から集まった義援金は正しく被災のために使ってほしいです!!!
さて。
皆様の住まう地域はどんな場所か、知っておくことが大切です。
各自治体でハザードマップがあると思うのでそういったものも活用しつつなのですが、それでもあまりピンとこないです。
部長の住む川崎市を例にすると、多摩川が決壊した場合、住居近辺は2m以上水没するとマップと共に書いてあります。
しかし感覚的には「多摩川と結構距離もあるし、そんなことにはならないのでは?大丈夫じゃろ」
と、思ってしまうのです。
どんなに繰り返し起こる被災地の画像を見ても他人事なのです。だから避難の心構えがないのです。
それはほとんどの人は土地を「不動産屋」の感覚で捉えているのが要因のひとつでは?思ったのです。
駅からの距離、職場からの道、昔ながらの地域、高台だから景色が綺麗、川沿いに散歩道がある、ショッピングセンターがある、坂道がある、街灯がある、などなど。
急な斜面があってもみんな暮らしているから大丈夫、便利なお店があるからこの土地は大丈夫、公園が近いから大丈夫、自分の部屋は快適だから大丈夫、なんだかんだで大丈夫、など、災害と全く関係ないですがそう思うのも事実です。というか、部長はそんな感覚です。
地形を不動産屋で物件探しをしているときの感覚で捉えているのです。
そこで赤色立体地図で地形を見てみました。
赤色立体地図というのは、地形の凹凸だけをあらわしたもので、余計な情報がないぶん地球の表面として捉えることが出来ます。下記からダウンロードできます。
http://www.mapshop.co.jp/products/list.php?category_id=239
そこにグーグルマップを重ねてみると
高台と山の裾野に挟まれた巨大な川が出現しました。
はい、かわさきし、まるっとすいぼつしますね!!!
近所に可愛いカフェがあるとか、お気に入りのカバンを持っているとか自然災害とは全く関係ありません。
災害は起こるものだとして、普段は美味しい居酒屋探しに集中しても、いざとなった時にこの地域はやばい!と、心しておくことは必要だと思うのでした。
ただし、可愛いカフェがある、よく行くうちに店主と親しくなった、ご近所さんとの輪が広がった、ということは災害時にはメリットはあります。
祭りで輪をつなげるというのは、昔ながらの知恵かもしれないですね。