野口哲哉のすごいところ

野口哲哉
「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」2018年9月2日(日)まで
http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html

野口哲哉

まず言っときます。見に行ってください。

 

 

さて。

甲冑を身に付けた武者の人形や絵を書くアーティスト野口哲哉さんが大好きです。

何がと言われれば全部ですが、とくにぐっとくるのが彼の作る人形の着ている甲冑が、実に馴染んでいるところです。

野口哲哉

立っていても

野口哲哉
猫背になっていても

 


座っても

ポーズをとっても

 

みんな甲冑を着ているけれど、まるでTシャツでも着ているような自然な感じがしませんか。部長にはそう見えるのです。

甲冑と聞くと重くて動きづらくて屈強な男にしか着ることが許されない感じがありませんか。

でも野口さんの作品はさらりと普段着のように着こなしています。

それはフィクションの世界だから、との意見があるならそれは真逆です。
ノンフィクションの世界にむしろ見えるし、彼の甲冑の知識は半端ないですし、実際の甲冑と果てしなく近いものを作るから現代のものを組み合わせても違和感がない、そういう作品なのです。

そもそも、戦国時代~江戸の甲冑は自由でとんでもなくデザインも豊富でローマ字をあしらった甲冑もあったりして、かなり驚くファッションの世界なのです。

ヨーロッパから人もたくさんやってきたので西洋柄も加わります。

野口哲哉

この人形に使った生地はヨーロッパのメーカーなんだそうです。
違和感がないです。

野口さんのギャラリートークにお邪魔した際に言っていました。
甲冑と組み合わせる生地は龍の柄とか思い浮かべるかもしれないですが、実際はそういうものは見かけない、と。

昔の生地は残っていることが少ないので、実際戦国武将たちがどんな柄の着物を着ていたかは絵から推測するしかありませんが、普段着の武将は絵にしないので、やっぱり正確なところはわかりません。
そう入っても着物姿の肖像画もあります。信長の肖像画の着物は左右が色違いではという説もあり、モダンです。

 

陣羽織の意匠も大胆なものが多いです。

 

知れば知るほどフィクションの世界です。
固定概念は通用しません。

野口さんの甲冑武者がリアルだと思うのは、フィクションをうまく取り入れているからだと感じているのです。

このスパッツ(ももひき)もヨーロッパのテキスタイルですが、割とこんな感じであったと思うのです。

そして、着こなしは完璧です。

 

 

どうですか、このボディと甲冑との馴染みっぷり。
そしてニコちゃんマークです。

まあ、なにはともあれ、期間もと少しではありますが、ぜひ見に行ってください。撮影可です。

甲冑好きはもちろん、そうでない方もハマると思います。

 

ちょっとだけお話して、さいんなんかもらっちゃったりして。
野口さん曰く「甲冑が好きな人に変人は多いけど、悪い人はいない」と。

全くであります。

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