甲冑の下には何を着る?
甲冑の下に何を着るの?
という質問をいただくことがあります。
「具足下着」「鎧下着」と呼ばれる、ちょっとチャイナ服のようなものを戦国時代の大名たちは着用していたらしいです。
着物っぽくないですね。
ドラマなんかの影響で、一般的なイメージでは着物の合わせのほうがそれらしく見えるので、作務衣などをおすすめしています。
下に履くのが袴ですが、足軽などは膝丈の「四布袴・よのばかま」、武将は袴の下がすぼまった裁付袴を着用します。
真偽は定か出ないですが、信長が使用したと言われている革製の袴も現存しています。
http://shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0001133に画像あり
しげ部では現代の武将スタイルに合わせた裁付袴を制作販売しております。
先日、オーダーいただいた麻の裁付袴。
見た目はゆったりめのズボンですが、袴の深い折があるので、履くといい感じで膨らみが出ます。
麻ゆえ、シワは出来ますが、当時の素材は麻を使用していたので雰囲気はとてもいいです。
見本に武将の画像と、色指定を送って頂いて制作しました。
全てオーダーで受けていますので、可能な限り、ご要望にお応えします。
既存の馬乗袴を直して作ることも可能です。
直垂を鎧下着として着てももちろんいいのです。
鎌倉時代などがそうですね。ただ、実際には籠手をつけたら袖はくるくる巻いて着るので袖のもこもこ、足には脛当を着用するので、スネのもこもこはあります。
ただ、直垂だと、当然そのまま着ても形になるので、2度使える利点はあります。
上の部分を直垂風にして下を裁付袴にするのも乙です。
こちらはお子様用の鎧下着です。
あまりの嬉しさに、この姿でお茶の稽古に通っているそうです。
武将活動中のある女性からのご依頼は、花嫁衣装を直して、ということでした。
それはそれはゴージャスな仕上がりになりました。
オーダーいただくにはそれぞれ理由があります。
既成品だと他とかぶる、
女性向けの華やかな直垂がほしい、
子供サイズがほしい、
手持ちのものを再利用したい、
〇〇のように作って欲しい、、、などなど。
制作物とそのときのタイミングにもよりますが、袴なら1週間程度で仕上げます。
オーダーやご相談はしげ部お問い合せまで!
どうせなら、とことん突き詰めてみませんか?