伊達氏と戦国騒乱

買っちゃいました。

伊達氏と戦国騒乱
伊達氏と戦国騒乱・吉川弘文館

 

タイトルも伊達、カバービジュアルも伊達。でもちゃんと他の東北大名に関してもたくさん記述があります。

 

全部は読んでいないのですが、晴宗が蹴鞠を嗜んでいたという話がありまして。

京都から高名なお公家さまの飛鳥井雅教・雅敦親子が米沢城の晴宗のもとへやって来て蹴鞠を伝授し、なんと半年過ごしたそうです。

足利義輝に意向を受けての動きであるという。晴宗のもとだけでなく、全国を動いていたようで、将軍と公家との関係強化を図る狙いなのだとか。

 

政宗だけを見ていると能や連歌といった文芸は多く見られるけど、「蹴鞠」ってあるのかな。やらせればそこそこ上手な気もするし、個人的にはめっちゃ下手だから「蹴鞠禁止」とか言ってると嬉しいなあ(何が嬉しんだ)。

 

で。

馬術に関しても室町幕府お抱えの馬術師範から直伝さあれた技を持つ桑島仲綱という人物が伊達家に仕えており、彼は伯楽(馬のお医者さん)でもあった。輝宗は伯楽道の秘伝書を伝授されたという。

 

それとは別に、政宗の側近家臣は小十郎ではなく、鮎貝日傾斎・小梁川小梁泥播斎・桑折点了斎などの老臣だったとか、
伊達成実や留守政景、白石宗実は1000人規模の軍勢を自前で動かすことが出来るゆえ、戦力として期待されていたとか。

 

そんな話がつまった1冊です。

 

なんとなくの印象として、
まだまだ足利将軍安泰期の晴宗、
一気に時代が動いた輝宗、

伊達家のいろいろ

中央を握るのは豊臣なのか、他家に移るのか、東北まで支配が及ぶのか、東北のことはウチラで決めるルールが豊臣では有効なのか、かなんだかよくわからない時期の伊達家を支える若い人物と、それをまとめる政宗。

伊達家の構造

政宗を支えるジジイたち。

爺キラー政宗

 

とまあ、例によって砕けた印象でお届けした、今回の読書感想文でした。

 

あ、蹴鞠の装束違った。
こんなだ。
蹴鞠
https://www.82bunka.or.jp/bunkazai/popup.php?no=466&img=3&seq=0

 

 

 

おまけ。

輝宗の馬のお医者さん桑島に関して、以前書いたブログがあるので、もう一度紹介します。

 

 

 

桑嶋万機

2014/07/06 Sun 03:53

桑嶋万機という人物がいます。
生年は定かでありません。始め、伊達輝宗に仕え、そして北条氏照、徳川家康へとリクルートした人です。そんな桑嶋万機の名前が出てくるのが、
天正19年、政宗が葛西大崎の一揆先導を疑われて秀吉の機嫌を損ね、
徳川さんやいろんな人達から、上洛して秀吉に弁明し頭を垂れよと手紙を渡した時です。桑嶋万機
桑嶋万機桑嶋万機
桑嶋万機

北条氏次という人物はいないという説もあります。
が、ぐぐってみると、お墓もあったりします。
ういきによれば、氏次の両親は、北条氏直と家康の娘で、氏政、氏照は切腹して果てたもののその子供、氏直は生きることを許されているし、家康の孫である氏次を、かくして育てる必要はないと書いてあります。伊達のもとで桑嶋孫六を名乗り、後に政宗より1字拝領し、「吉宗」と名乗り、仙台で88歳まで生きたともいわれています。どっちが正しいのか、それはさておき。
政宗に預けたとしたならば。桑嶋万機という人物はいた。
伊達、北条、徳川に仕えていた、伊達政宗の時代にも普通に顔を出していた、
ってことは、正規のリクルートルートが有り、誰の恨みも買っていないということでしょう。その万機がなにゆえ家康と北条家の血を継ぐ子を政宗に託したのか、とても気になります。最初に仕えていた輝宗のことが一番好きだった、故かもしれないです。

ところで、この話は、
「利休の死」小松茂美
という利休に関する書物から桑嶋万機の名を知り、色んな所から拾ったものを総合したに過ぎません。

「利休の死」には政宗の初上洛の様子などが手紙とともに紹介されています。
が、明らかな誤字もあったり、片倉小十郎の年齢も一般的に言われるものではなかったりで、100%史実としては信用はできませんが、手紙は本物です。

黄金の磔を背負って京都に入ったという有名なエピソードが有りますが、
そんなことは一切書いていません。政宗に同行した家臣がこの時の様子を手紙に書いてますが、金の磔の「き」の字もありません。

本当なら、こんなパフォーマンス、書かずにいられましょうか!??
ただ、利休が京都に入る政宗を出迎えて、そのまま妙覚寺へ一緒に行ったということだけです。

会津四家合考に記述があるらしいのですが、改めてデジタルデーターを見ても見当たりません。
あれ??

なにか、どこかで、誰かが作ったお伽話が明治あたりに史実として普及したパターンかしら・・・。

教えて!政宗くん!!!

******
という、2014年に書いた記事でした。
ちゃかちゃん!