奈良~平安初期の装束

前から作ってみたいと思っていた、天平文化風の装束を縫ってみました。

装束を縫う1

布はなんとなく、っぽいもの。

本来ならやはり絹、麻ですが、おもいっきり化繊です。

 

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ひらみ、という下に履く巻きスカート。フリルは12mぶんの布。

 

装束を縫う2

裳(も)という、巻きスカート。どのくらいの長さを使うのか、資料がないため適当に。

 

奈良装束

で、こんな感じで出来ました。

左が、浦島太郎の乙姫様風、ちょっとファンタジーの入った9世紀あたりの、まだ十二単が出来る前のイメージ。
右が高松塚古墳の壁画のようなイメージ。
着ているものは同じですが、上着をスカートの中に入れる、出す、裳の長さのバランスなどがちょっとずつ違います。

服飾史において、このスタイルの次が十二単の平安ファッションになります。
遣唐使が廃止され、唐の真似事をしなくなった時期とも考えられます。

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男性の場合は劇的な変化はないんですが、女性の、このスタイルからあの平安絵巻の服装になる切っ掛けは一体何だったんでしょう。

金持ち貴族相手に商売していた布屋さんとデザイナーがいたはずです。
「唐ファッションなんて時代遅れですよ、これからは、平安カルチャーですよ!」
とか言った商売人がいたはずです。
あの十二単を完成させるとは、恐ろしいまでのハイセンスの持ち主。
そして多量の布を使わせるという、商売上手がいたと思うのです。

勝手な想像ですが。

しかしながら何時の時代だって、儲けありきで世界は動いていくと思うのです。
十二単を定着させた商売人は天才じゃないですか・・・。

 

なにはともあれ、奈良装束も大変バランスが良く、美しいです。

縫ってみたい方、お教えします。
量産、布の染色はできませんが、現代で手に入る布を使って奈良装束仕立てます。

お問い合せはしげ部まで。
http://shigebu.minibird.jp/