徳川秀忠の霊廟の模型を見た

今日は江戸まで日帰り旅行に行ってきました。

目的はこれです!
増上寺で展示されている、徳川秀忠の霊廟の模型!
http://www.zojoji.or.jp/treasure/exhibition.html

 

撮影は禁止なので写真はないですが、ズバリ、行くべき!

 

最初、ニュースで知った時には「徳川秀忠の霊廟模型が英国から里帰り」といった感じで、
「ふーん、模型ねえ」
と、たかをくくっておりました。

ところで、「たかをくくる」とはなんぞ?
言語由来辞典では
http://gogen-allguide.com/ta/takawokukuru.html
石高を計算することにも由来があるそうな。

 

えーと、ニュースを見た時にはたかが模型とたかをくくっておりました。

実物を見に、増上寺へ行ってきました。
増上寺1
でかい。
東京、及びその近郊に暮らして30年近く。実は初めて足を踏み入れました。
それほどまでに東京観光をしていないという、このもったいなさよ。
件の模型がある宝物殿は地下です。

増上寺2

あんまし人はいません。入り口を間違えたかと思うほどに。
そして中に入ると。

 

がーーーん!

 

すごい!
リアル!
というか、すでに模型のたぐいではありませんでした。
立派な江戸初期の建築が目の前にあったのです。

秀忠の霊廟は空襲で焼けています。
100年前に英国博覧会に出品するため、10分の1の模型を作ったものなのですが、
10分の1の建築なのです。

細部まで本物を10分の1に仕立てた建築物が、そこにはあったのです。

説明によれば、建築技術も同じなんだそうです。日本人の技術の高さに感動しました。

ところで、先週、仙台へ行ってまいりまして。
久しぶりに政宗公の御霊屋へお参りに行きました。瑞鳳殿です。

瑞鳳殿

この御霊屋がすっぽり3つ4つくらい入りそうな秀忠の御霊屋です。
やはり徳川、とんでもない!

 

しかし。

 

しかしです。

 

大変な違和感があるのです。

 

政宗の瑞鳳殿は当然お墓で、実際に遺骨が眠っています。
秀忠の霊廟もお墓なので、実際に遺骨が眠っておりました。

政宗は立派な石室に数々の遺品とともに丁重に葬られております。
これしか知らなかったので、他の大名も同じように石室で遺品がいっぱい入れられて言うなれば、古墳やエジプトのツタンカーメンのお墓のようなイメージだったのです。

が。

少なくとも政宗のように遺品として甲冑など埋葬するのはこの時代ほとんど例がないということです。ちなみに成実は政宗と同じく石室があることからおそらく副葬品も一緒に眠っているだろうということ。

 

秀忠の遺体は質素な木桶に入れられて、蓋の上には何故か小石がたくさん積まれていて発掘当時は石の重みで遺骨も完全に押しつぶされていたということ。

立派な霊廟と質素な棺桶。

この差が違和感なのです。

 

これから行ってみようかな、という方、ぜひ、この本を読んでから行って下さい。
「骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと」

この本に増上寺のお墓の発掘のことが詳しく書かれています。

 

 

ちなみに、宝物殿でチケットを買ったらオマケで消失前の御霊屋の写真の絵葉書と増上寺の昔のマップがもらえたよ!

増上寺12
マップを見てもう一度増上寺をグルグルするのも楽しそう。

 

増上寺10増上寺11

 

増上寺4

焼失を逃れた3代将軍の御霊屋の一部。

 

増上寺7

和宮様の茶室。

増上寺8

現在の秀忠とお江のお墓。

 

なんか色々あります。
面白いです。

増上寺の門の入口の案内板をみていた夫婦(?)が、
「今ココだけど、他は見なくていいよね」と言って帰って行きました。
そうだよねえ。
寺なんか見てもつまんないもんねえ。

かつては部長もそのたぐいでした。

 

が、歴史を好きになると知っている人物や出来事の色んな痕跡が残されていて、それはそれは面白いわけです。
歴史を知ると日本が楽しくて仕方ないです。